ビュースポット

2018.03.14

曲(まがり)集落の黒瓦の家並み

能登島大橋からのとじま水族館へ向かう道中、最後の信号に着く少し手前。
坂を登りきる直前の右下に広がるのが曲の集落。

能登の瓦屋根は黒い。
県外から訪れる人でその黒さと統一感、美しさに感動する人は以外と多い。
もともと能登半島は瓦の産地でもあり、「能登瓦」として名を馳せてきた。
物流が今ほど便利じゃなかった、いやだいぶ不便だった時代は、当たり前のように地元の建材を使っていた。
だから、皆同じ能登瓦を使っているのです。
それが、今こうして美しく、統一された家並みとして、写真撮影スポットになったり、画家の方が絵を描くスポットになったりとしているのです。

曲の家並み 冬の景色

坂の町に立つ家々。一件一件かなりの大きさでありながら、道路はとっても狭いのが特徴。車のない時代からきっとこうやって建っていたのでしょう。
規則性があるような、ないようなその家並みを高いところから眺める。不思議とどの家の黒瓦も見えているような気がする。

そして何よりも、家並みの向こうに広がる穏やかな海、そして能登半島。
絵葉書のような景色を、立ち止まってゆっくり見て行ってください。