「まあそい」とは能登島の方言で「豊かな・よく成長した・よく実っている」という意味です。
能登島の次世代を担う様々な業種の若手で作る「能登島ペスカグリネットワーク」では、能登島のまあそい風景、食文化、生活文化を守り、未来に伝えていくため、能登島ならではの「モノ」と「コト」をつくりだす活動を行っています。
その中で生まれた新ブランドが「能登島まあそい」です。

能登島って知ってました?

日本地図をよーく見てください!

日本海に突き出した能登半島。その真ん中に「島」が。
そう、そこが能登島です。
もし、あなたが見た地図に能登島がないようだったら、苦情を出してください(願)

能登島は、能登半島にすっぽりと包まれた「島」
そのため、日本海の荒波のイメージとは異なり、波穏やかな海が広がっています。
能登島は「島」なのですが、実は「能登島大橋」と「ツインブリッジ」という2本の橋で本土と繋がっています。
昭和57年にできた「能登島大橋」は、長さが1050メートルで、最高地点24.34メートルあります。
高低差があり、橋の天辺からは能登島を一望。
この橋を通って能登島に入れば、ワクワク感倍増です!

ちなみに、能登島出身の中には、橋を渡る度に能登島小学校の校歌を口ずさんでしまうという人も。
能登島の入り口で、能登島への来島者をドラマティックに演出し歓迎してくれるポイントでもあるのです。

能登島の里山里海の恵みを食卓へ

能登半島の里山里海が、2011年に世界農業遺産に登録されました。
常に里山と里海が隣り合わせの能登半島。その中でも能登島それらがさらに凝縮された土地であり、はどちらも限りなく暮らしに身近な存在です。

海が穏やかなこともあり、近海では定置網漁が盛ん。
湾内では、なまこ漁やカキの養殖なども行われ、四季折々に海からの恵みが届きます。
海岸の際まで広がる田んぼでは、初夏には青々とした稲が、秋には黄金色の稲が海風に揺られています。
畑ではおばあちゃんたちが季節の野菜を育て、森の中に一歩入れば春は山菜や筍、秋はコケ類(きのこ類)や木の実があふれています。
それぞれの季節に大量に収穫されるものは、昔からの知恵で保存食に変わります。

そんな能登島の家庭の食卓には、里山里海の恵みがぎっしり。
食卓での能登島自給率の高さといったらかなりのハイレベルです!

能登島の暮らしを旅する

能登島は、水族館やガラス美術館、日帰り温泉施設などが揃う観光地でもあります。
また、風光明媚なところが多く、ドライブにも最高です!

しかし、能登島の真の魅力を感じてもらうには、「能登島の暮らし」を旅に取り入れることをお勧めします!
能登島の暮らし。
どのようにして感じられるのでしょう。

能登島では家族で営む民宿が多く、民宿の方自身が農家や漁師をしていることもあります。
能登島の四季折々の里山里海の恵みを味わうには間違いなく民宿です!
宿の人とお話しすれば、島の暮らしが見えてきます。

そして、車ではなく、もっと速度の遅いもの、そう、自転車や徒歩などで巡ってみましょう!
集落の中を歩くと、「どこの人やいね」と、ばあちゃんに声をかけられることもしばしば。
話しかければ、気さくに答えてくれる人も多くいます。
この季節は畑で何が取れるのか、その素材をどのようにお料理して食べるのか。
話し出すとつきません。
集落を歩くだけでも、軒先に吊るしてある干物や野菜、庭先に干してあるテングサや梅干し。
そんな風景を目にすることができます。

風景、食材、人、文化そして暮らし。
「まあそい」がたくさん散りばめれています。

さあ、能登島の暮らしを感じる旅に出かけてみませんか?

「能登島まあそい」ロゴマークについて

能登島のまあそい風景、食文化、生活文化を再確認し、未来へ伝えていきたいという思いを込めて、ブランド名を「能登島 まあそい」とし、そのシンボルマークを作成しました。
島の形のイメージがつくように、デフォルメした島の形状に「のとじま」の文字を入れ、まあそい能登島の雰囲気、素朴さ、力強さ、優しさが感じられる書体を和文、欧文ともに使用しました。
シンボルカラーは稲の実りを表す「黄金色」です。