生そば 槐
能登島の古い家屋が並ぶ集落の中で忽然と現れるお蕎麦屋さん生そば 槐（きそば えんじゅ）
名前の由来は幸せをもたらしてくれる槐（えんじゅ）という樹木から
黒で統一された質実剛健な造りの古民家で味わう香り高い蕎麦
本物にこだわる店主が選んだ素材は何もかもが一流の風格を備えている
店主がこだわりぬいた食材を使用した芸術的ともいえる料理たちは
一つ一つが丁寧に作られていることがひしひしと伝わってくる
お店の周囲も静かで何にも邪魔されることがない
ゆっくりと蕎麦に舌鼓を打てる空間に残される
そうして深い味わいを確かめていると
まるで秘密基地の中にいるような感覚が漂ってくる
「昔は早く食べるファーストフードの一種だったんだけど
自分が目指すのはスローフードとしての一流の蕎麦」
そう話すご主人の物腰は柔らかだが強い意志とこだわりを感じさせる
能登島との出会いは偶然だったそうだが
静かでのんびりできる今の雰囲気がとても気に入ってると言う
もっと人通りが多く観光客が行き来する場所で店を開いてほしいと頼まれたが
自分の納得がいくまで本物の味を追求できる静かなこの土地を選んだ
そんな店主が選ぶ食器はこれまた本物の陶器
独歩炎（どっぽえん）という
能登島出身の陶芸家が作った一流のものだ
能登島に来たなら時間の流れがゆっくりで
少し異空間のような雰囲気のあるこのお蕎麦屋さんにぜひ訪れてほしい
蕎麦を食べた後は 手作りの”本日のデザート”（日替わりなので来店時に要確認）も食べ応えのある一品なので是非頼んでみてもらいたい。
また、そばぼうろは新そばが出た11月頃から5月頃までお土産として売っているので蕎麦の香りが家でも楽しめるおすすめの一品だ。
店舗情報
住所：〒926-0211 石川県七尾市能登島向田町118-25
営業時間：１１：００～１５：００（麺売り切れ次第終了）
ＴＥＬ：（０７６７）８４－０６５５
定休日：毎週水曜日 ＊臨時休業あり
